アイスホッケー用ショルダーパッドかインラインホッケー用パッド付きシャツ?それとも。。。?

アメリカ、ミネソタ州やカリフォルニア州でのアダルトリーグ、ピックアップホッケーをプレーしてきた経験から、一定数以上のプレーヤーがアイスホッケー用のショルダーパッドを着用していないことを知っています。ローカルルール上、ショルダーパッドの着用を義務付けていないリーグも実際のところ多いです。もっとも、大学リーグやプロリーグなどでプレーしている選手であれば、ショルダーパッドを使わずに試合をするなど考えられないでしょうから、今回のトピックの対象とはなりませんのでご承知おきください。

最初に、アイスホッケーの場合について、ショルダーパッドは必要かどうか。インラインホッケー用のパッド付きシャツでも大丈夫なのかどうか。また、着用しなくても大丈夫なものかどうかを考えてみましょう。

つい先日、金曜日の夜に行われたピックアップホッケーでの出来事です。この日は不幸にも2人の怪我人が出てしまったのですが、一人はボードに肩を強打したことによる脱臼。もう一人はパックがヒットしたことによる肋骨の骨折でした。ピックアップホッケーですから、激しい接触プレーはご法度を前提にプレーされているのですが、この日の怪我はどれも故意による接触プレーから発生したものではなく、いわゆる「事故」のようなものでした。ここで大事なことは、肩を脱臼したプレーヤーはインラインホッケー用のパッド付きシャツを使用していたこと。そしてパックのヒットによって肋骨を骨折してしまった人はショルダーパッドやパッド付きシャツのいずれも着用していなかったことです。肩のプロテクターがしっかりしたアイスホッケー用のショルダーパッドを使用していれば、程度こそあれ自分のスピードでボードにぶつかった衝撃程度からなら、自分の肩は護れたのではと思うのです。スラップショット禁止のピックアップですから、肋骨の件もパッド越しであれば骨折ではなく、打撲くらいで済んだかもしれません。私自身がゴーリーだったこともあって、シュートパックの前にプロテクター無しで立つなんて罰ゲームでも考えられませんが。。。

ルール上義務が無ければ、自己責任ということになりますが、アイスホッケーを少しでも長く楽しむには怪我をしないことが第一ではないでしょうか。もっとも、痛みや怪我、またそれによってプレーできないことの方が楽しい、という人にはこの考えは当てはまらないでしょう。ものすごく手厚く、高価な保険に加入しているからそれを使ってみたいんだ、という人にもミスマッチな考えかもしれません。でもここは敢えて、アイスホッケーをプレーするときには、レベルに関係なくショルダーパッドは着用するべきです。アイスホッケー用のショルダーパッドはインラインホッケー用のパッド付きシャツより、もちろん、何も着用していないときよりはるかに、転倒や衝突などからより良くあなたの身体を護ってくれます。

インラインホッケーをしばらく日本でプレーしていましたが、アイスホッケーとは基本的に異なっている点として、上位リーグでも接触プレーが禁止されているスポーツでもあるために、エルボーパッドのみを着用している人がほとんどではないかと思います。インラインホッケーの場合、リンクが野外であったり空調のしっかりしていない屋内であったりすることが多く、「暑い」ことは私自身の経験からも良くわかります。そして、この「暑さ」がプロテクター類の着用を嫌ってしまう一番の原因なのでしょう。アイスホッケーとは異なる、新しいスポーツなのであればこそ、パッド付きシャツを前提としたユニフォームになっていってもいいはずで、個人的にはアイスホッケーのようなジャージこそ「それは必要なのか?」と思ってしまうこともあります。アイスホッケーに比べれば、インラインホッケーのパックは軽いですし、インラインスケートでの滑走スピードもアイススケートほどは出ないからこそ、ここではそれでも発生するであろう転倒や衝撃から身体を護るために、パッド付きシャツは着用することをお勧めします。

アイスホッケー用のショルダーパッド、インラインホッケー用のパッド付きシャツにもそれぞれグレードがあります。このグレードは個々のプレーレベル、所属しているリーグのレベルから必要とするプロテクションがどの程度であるかを考慮して決めれば良いと思います。下位グレードほどパッドが薄くなったりとプロテクションは弱くなりますが、その分軽量になる傾向にあります。逆に、上位グレードになるほど、激しいプレーに対応するためにプロテクションは強固になりますが、重くなります。

 

楽しいホッケーライフの一助になれば幸いです。